事業計画「経営研修委員会」

委員長 田村 恭成

世界の社会情勢は、近年とても早いスピードで移り変わっていますが、現在の日本経済は長いデフレから抜け出せずにいます。デフレの最大の問題は、インフレと違い経済の循環を止めてしまうことにあるという指摘があります。これでは会社の発展も地域の発展も望めないのではないでしょうか。特に米国・英国に多くみられる株主利益を第一に考えるアングロサクソン型資本主義では、雇用も安定せず、長期的に会社を継続することは簡単ではありません。日本型経営といわれている近江商人の「三方よし」。近江商人が創業した企業は、100年を超える歴史を持つ継続企業が多くあります。また、松下幸之助氏は、「企業は社会の公器である。したがって、企業は社会とともに発展していかなければならない」という言葉を遺しています。広く長期的な視野を持ち、自社だけでなく他社や世の中全体を考えて取り組む経営者が増えていくことで、地域が活性化し、会社に関わる全ての人の幸せに繋がると考えます。

そして、メンバーの多くは会社等の組織のリーダーです。リーダーとして、日々様々な判断に迫われており、その時に考えうる最適な判断(ジャッジ)を求められています。それを間違えると、会社の経営や会社に関わる全ての人への影響は計り知れません。判断するための材料や基準を明確に持っていることで、より正解に近づいていきます。

本年度の経営研修委員会は、日本型経営の「三方よし」と「判断(ジャッジ)」にフォーカスし、広く対外に発信していきます。興味、共感してもらうことで一人でも多くの方の入会に繋げていきます。また、新入会員やアカデミー会員へのフォローも怠らず、JCの魅力を伝えていきます。「平凡を非凡に努める」を目標に一年間邁進してまいります。